エステティシャンの仕事はサロンによっても異なりますが、フェイシャル・ボディのトリートメントから痩身、美顔、脱毛、ネイル・フットケアなど様々あります。まず、エステサロンに行くとカウンセリングから始まります。
お客様の悩みや希望、また体質・体調はどうなのかなど細かくチェックします。このカウンセリングはお客様と信頼関係を築く上で大変重要です。
そして、お客様の体調と要望に1番あったメニューを選び、ご納得していただいた上でエステを開始します。終了後は注意事項や自宅でのケアなどのアドバイスもします。また、もう一度サロンに足を運んでいただけるよう、技術と心地良い空間作りも大切です。よりきれいに、より美しくなりたいと願っているお客様ばかりなので、エステティシャンはその要望に応えられるよう信頼関係を築き、知識や技術を日々勉強することもかかせません。
エステティックのカウンセリングは、お客様の本音を引き出したりコミュニケーションを図ったりと非常に大切な役割があります。お客様の肌や身体に対する悩みを聞き出し、状態・目的に合わせて最適なメニューを提案します。化粧品や機器に関する知識や栄養・運動・ホームケアなどのアドバイスを行うための知識が求められます。施術内容や料金、時間についても具体的に分かりやすく説明し、お客様に安心感を与え信頼関係を築くことが大切です。
【フェイシャルエステ】
フェイシャルエステとは、顔周りや首・鎖骨周辺のデコルテ部分を集中的にケアするエステのことです。血行を良くするマッサージや専用機器を使ったケアなど肌質や目的に合わせたアプローチ方法で美肌に導きます。初めにクレンジング剤で肌のメイク汚れや毛穴の汚れなど余分なものを取り除いてから、悩みに合わせてハンドトリートメントマッサージやパックなどの肌ケアを行います。
【ボディエステ】
ボディエステとは、顔以外の全身部分にマッサージやパック、トリートメントを行う施術のことです。マッサージの種類や機械は様々あり、リラクゼーション効果や痩身・むくみ解消・アンチエイジングなど目的に合わせたボディケアを行います。
【脱毛】
脱毛方法は様々ありますが、エステサロンでの施術は光脱毛やワックス脱毛が一般的です。 肌状態や脱毛効果を見ながら施術をし、お客様の理想としている状態に近づけるよう自宅でのケア方法や通うペースなどのアドバイスも行い、より綺麗になれるようサポートします。
エステティシャンになるにはいくつかの方法があると思いますが、エステに関する学科や技術を学べる学校に通うことです。
お客様の肌に直接触れる仕事なので、専門知識や技術を身につけているのはもちろんのこと、生理学などの人体構造の知識が必要なのです。また、その知識をお客様に正しく説明する能力も求められます。
もちろんTSBSでもエステの技術が学べます。
※日本エステティック協会認定校
エステティシャンになるための国家資格はなく、働く上で資格が必要というわけではありません。しかし、現在のエステティック業界においては、色んな分野の知識が問われてきています。そのため民間の認定資格の取得を求められてきています。 例えば資格を持っていれば、サロンの就職時に有利に働きますし、採用後も経験者とみなされるため待遇もよくなります。必要に応じてエステティックの資格を取得することは、自分のためでもあり、お客様に安心を与えるという意味でも必要不可欠なのではないでしょうか。
資格例:認定フェイシャルエステティシャン、認定ボディエステティシャン、認定エステティシャン、認定上級エステティシャン、認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)
エステティシャンは「綺麗になりたい」と思う人たちをサポートするお仕事です。
カウンセリングを行いながらお客様のご要望・お悩みを聞きだし、改善するにはどの施術がより効果的か、希望しているスタイルに近づけるにはどうしたら良いのか一緒に考えて提案していかなければなりません。その為、コミュニケーション能力が高い人やお客様が綺麗になることに尽力し、喜びを感じることが出来る人はエステティシャンに向いているといえるでしょう。
加えて「美」を提供する立場なので、自分自身も普段からトレンドに敏感であり様々な美容方法を試すなど、美容に興味のある方や、技術・機械・化粧品など新しいものがどんどん増えていく中、現状に満足せずに日々学んでいこうとする向上心のある方は、お客様とお話する際に適切な情報を提供することが出来るので向いているといえます。
【正社員・契約社員】
平均給料(上限)月給29万円(下限)月給20万6千円
【パート】
平均給料(上限)時給1,318円(下限)時給1,013円
ここ数年のエステティック業界の事業者数、従業者数は横ばいで推移しています。事業者数や従業者数が増えない業界の課題としては、競争激化と高い離職率が挙げられます。特にエステティシャンの人手不足が深刻で業界全体で待遇改善や人材育成に取り組むことが求められています。このような状況において厚生労働省は、「エステティック業における職業能力評価基準」を発表しました。現場において国と協会が一体となって評価基準を示したことは明るいニュースです。エステティシャンが提供する「美容」のニーズは、時代が変わってもなくなりません。そのため、先ずはお客様に喜んでいただける知識と技術を身に付け、同時に「職場選び」をしっかりとすることがより一層重要になるでしょう。
エステティシャンを目指す人の多くは、美や癒しに関して強い興味を持っています。会社によっては、最新の美容グッズや美容機器などを試すことができたり、福利厚生の一環として低料金で施術を受けられるところもあります。「美容が好き」「美を追求したい」という人にとっては、自分が興味を持っている分野の専門的な知識や技術を得られ、手に職を付けられる仕事です。エステティシャンは、「きれいになりたい」お客様の望みをかなえるお手伝いをすることが仕事です。お客様が抱えるコンプレックスをカウンセリングや施術で解消することで、お客様の身体の外側だけでなく、内側の「心」もスッキリさせることができます。サービスを受けたお客様から喜ばれたり感謝されたりすると、自分も仕事に対するやりがいを感じられるでしょう。
「肉体的に負担がかかる」
エステティシャンの施術は前かがみの姿勢で行うことが多いため、肩や背中に大きな負担がかかります。また、強い圧力の手技を続けることで腱鞘炎になってしまう人もいるようです。
「精神的なストレスを感じやすい」
お客様からのクレームや人間関係など、エステティシャンの職場は精神的なストレスを感じやすい環境でもあります。休日にストレスを発散する、気の合う友人・同僚に相談するなど、自分なりの対処法を持っておきましょう。
「リピート客を得るための努力が必要」
リピート客の増加による指名料(インセンティブ)や昇給はやりがいの1つですが、そこに至るまでは、地道な努力が必要です。
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