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2025.10.01

2025年 美容業界トレンド総覧:美容サロンを中心とした大きな潮流

1. はじめに
美容師は「なりたい職業ランキング」で常に上位に入る人気職種のひとつです。 一方で、「美容師って将来性があるの?」「収入は安定しているの?」と不安を抱く若者や保護者も少なくありません。 実際、美容業界はここ数年で大きく変化しており、2025年以降はさらにスピード感を持って進化すると言われています。 美容室の数は全国に約26万軒以上(コンビニの約4倍)あり、まさに身近な存在です。 その一方で、美容師の働き方やサロン経営の在り方は大きく変化しています。 本記事では、2025年の美容業界を形作る大きな潮流を整理し、美容師を目指す若者にとってどんな未来が待っているのかを分かりやすく解説していきます。
2. 美容業界の現状と市場環境
まず、美容業界の現状を簡単に整理してみましょう。 美容室の数は年々増加:厚生労働省のデータによると、美容室は全国で26万軒を超え、今も増加傾向にあります。 これはコンビニ(約5万軒)の4倍以上という規模です。 美容師人口は約55万人:美容師免許を持つ人は多いものの、実際に現場で働き続ける人は減少しています。 離職率の高さが課題:美容師の3年以内離職率は6割前後とも言われ、働き方や待遇が課題とされています。 このように課題もある一方で、美容業界は常に新しいトレンドが生まれ、進化し続ける成長産業です。 とくに2025年以降は「グローバル化」「デジタル化」「多様化」という3つの大きな潮流が注目されています。
3. 2025年 美容業界を形作る3つの大潮流
① グローバル化 韓国ビューティーの影響力は年々強まり、K-POPアイドル風のヘアメイクやスキンケアが若者の定番となっています。 美容室でも「韓国風ヘア」や「水光肌メイク」のニーズが増加。日本国内でも韓国コスメや美容施術を取り入れるサロンが増えています。 また、日本の美容師技術はアジアを中心に高い評価を受けており、海外展開を進める美容室チェーンも増えています。 外国人スタッフの採用や留学生の増加も進んでおり、サロンの現場はますます国際的になっていくでしょう。 ② デジタル化 美容室でもAIやデジタルツールの導入が進んでいます。 AIカラー診断:スマホやタブレットで肌や髪の色を分析し、似合うヘアカラーを提案。 スマートミラー:鏡に映る自分の姿をシミュレーションし、施術前に完成イメージを確認。 デジタルカルテ:お客様の来店履歴や施術内容をデータ管理し、個別最適なサービスを提供。 さらに、SNSを活用した集客やブランディングも当たり前になり、美容師自身がインフルエンサーのように発信する時代に突入しています。 ③ サロンの多様化 サロンの形態も変化しています。 高級志向サロン:特別感やラグジュアリー体験を提供するサロン。 低価格チェーン:短時間・低価格でカットできる利便性重視型。 複合型サロン:ヘアだけでなくネイル、アイラッシュ、エステを一度に体験できるサロン。 地域密着型サロン:地方では「お客様の一生を支える美容師」として地域に根差した経営が重要に。 このように「多様化」が進み、自分に合った働き方・活躍の場を選べる時代になっています。
4. 美容師という仕事の将来性
「AIで美容師は不要になるのでは?」と不安を持つ人もいます。しかし結論から言えば、美容師という職業は今後もなくなりません。 なぜなら、ヘアカットやカラーは単なる作業ではなく、お客様との会話や信頼関係の中で行われる“体験”だからです。 AIがサポートできるのは提案やシミュレーションまでであり、「人の手の温もり」「人にしかできない感性」は代替できません。 また、美容師には多様なキャリアパスがあります。 スタイリスト → 店長 → 経営者 教育者(インストラクター、専門学校教員) ブランド所属(有名化粧品メーカー、ファッションブランド) 海外での活動 美容師は「手に職」の代表格であり、技術を磨けば世界中で活躍できる将来性があります。
5. 美容業界就職の現実と期待される人材像
美容師を目指す若者にとって、就職先の選び方はとても重要です。 就職市場の傾向 大手チェーンは教育制度が整っており、安定性がある。 個人サロンはアットホームで、一人ひとりに合わせた成長が可能。 ブランドサロンは競争が激しいが、技術と接客力を磨く環境がある。 美容師に求められる力 技術力:カット・カラー・パーマなどの基礎技術+資格取得。 ヒューマンスキル:お客様の気持ちを汲み取る接客力、カウンセリング力。 デジタル活用力:SNSでの発信、集客、セルフブランディング。 結局、美容師は「人を幸せにする力」を持つ人が活躍できる職業です。 技術と人間力の両方が揃った人材が、これからの業界に求められます。
6. これから美容師を目指す高校生・学生へのメッセージ
美容業界は変化のスピードが速く、常に新しい挑戦が求められる世界です。 しかし、それは同時に「自分の力で未来を切り拓ける」チャンスにあふれた業界でもあります。 美容師は「手に職」であり、一生続けられる安定した仕事です。 さらに、努力次第でスタイリストとして指名を増やしたり、SNSで自分を発信してブランド化したり、独立して経営者になることもできます。 進路に迷っている人に伝えたいのは、「美容師には将来性がある」ということ。 なぜなら、人を美しくし、笑顔にする力はAIやロボットには決して真似できないからです。
7. まとめ
2025年以降の美容業界は「グローバル化」「デジタル化」「多様化」という3つの潮流の中で大きく変わっていきます。 しかしどれほど時代が変わっても、美容師という職業の本質――「技術力と人間力で人を幸せにすること」――は不変です。 美容師を目指す若者にとって、美容業界は挑戦しがいのある、そして将来性のあるフィールドです。 未来の美容業界を担うのは、これからこの道を選ぶあなた自身。ぜひ、自分らしい「美容人生」を描いてみてください。
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