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ネイリストの給料は安い?働き方による収入の違いと年収アップの方法を公開

2022.07.05

【ネイリストの給料・平均年収は?】
ネイリストの給料・年収は働き方や待遇などそれぞれの雇用形態によって変わります。ネイルサロンの初任給は、16万円~20万円前後で設定されているところが多いです。また、ネイリストの平均年収は、200万円~350万円が相場です。

【社員の場合の給料・平均年収】
年齢 平均年収(円)
20代 200〜250万
30代 300〜400万
40代 350〜500万

ネイリストの初任給は決して高いとは言えませんが、給与は徐々にアップしていくことがほとんどです。30代は店長への昇格や、独立してネイルサロンをオープンするなど、キャリアアップが期待できる時期です。またスクール講師になる等、年齢が上がると安定した収入を得ることも可能になります。20代のうちに技術やセンスを磨き人気ネイリストになれば、年収1000万円も不可能ではありません。

【店長クラスの場合】
ネイルサロンの店長クラスになると、年収は約250〜500万円ほど。年収の幅が広い理由は、勤務先の経営状況や、お店の規模、都心のサロンや地方のサロンなどの立地条件によって変動があるためです。歩合制を採用しているサロンであれば更に高い年収が期待できるでしょう。店長になるには、勤続年数と実力が必要となりますが、勤続年数は5年くらいが目安となります。表1で30代の給与が上がっている理由にはこういった背景もあります。

【歩合はある?】
ネイリストとしてサロンで働く場合、毎月決まったお給料が支払われる固定給のサロンのほかに、歩合があるサロンも多く毎月のお給料を増やす事ができます。サロンによって差は出ますが、平均20%~50%前後給料が上がると言われています。ネイルサロンでは固定給+歩合の給与制度がよく採用されており、成績や売り上げに応じて給与が変動するためモチベーションアップに繋がります。他にもお客様が特定のネイリストを指名する場合に発生する指名料のバックや店販歩合のある場合、サロンで扱う商品を販売した際、販売額に応じて歩合がつきます。技術だけでなく接客スキルやお客様との信頼関係を高めることで、歩合率を上げることができます。

【ボーナスはある?】
ネイリストのボーナスについては、サロンによってある場合とない場合があります。売り上げや業績など様々な事情により異なります。そのため一概には言えず、入社前に確認を取ることが必要になります。

【残業代はある?】
残業代とは、決められた労働時間より多く働いた分を雇用主が支払わなければならない賃金で、労働基準法で定められています。通常出勤日の残業代だけでなく、急に欠員が出た時や繁忙期等の事情によって公休日に出勤をした際には雇用主が時間外労働に対する賃金を支払う必要があります。ネイルサロンに就職する際、最初に雇用契約を結ぶことになりますが、その書面に公休日や残業代について記載されています。基本給の額面給与のみならず、労働条件や残業代についても確認したうえで雇用契約を結ぶことが大切です。

【独立した場合の収入】
独立開業をした場合の収入は、経営者(オーナー)の技術や知名度などによって大きく変わってきます。お客様を友人や知人に限定し営業を行う場合は月収10万円前後から、有名なネイリストが開業し積極的に集客を行うと月収100万円以上など、サロンの営業スタイルや方針によってかなりの差が出ることが予想できます。直営店舗の拡大やフランチャイズ店舗展開など経営するサロンの店舗数を増やし業績を上げると、その分収入アップに繋がります。オーナーとしてサロンを軌道に乗せるのは簡単ではありませんが、上手にビジネスを拡大し、実力があれば夢が広がる業界と言えるでしょう。

【ネイルスクールの講師になった場合の給料】
ネイルスクールの講師になった場合の平均年収は約350万円ほど、常勤講師として勤務するのか、非常勤講師として働くのか雇用形態によっても異なります。講師になるためにはネイリスト技能検定1級、日本ネイリスト協会認定講師、本部認定講師の資格を取得することが望ましいとされており、所持資格や講師経験によって給料が変わってきます。認定講師資格未取得者の場合は授業の補助業務などがメインになるのでお給料は時給¥1000~、月給20万円~がほとんどで、サロンワークをしているネイリストの給与と差がありません。認定講師資格所持者の場合基本給が約25万~30万円、時給1500~3500円など、実績に応じて上がります。その他指導経験が長い、コンテストでの受賞歴がある等、経験値によっては時給5000円ということも。スクールによっては検定の合格率により歩合が付くところもあります。講師として働く道はキャリアアップの選択肢のひとつです。

【ネイリストの手当や福利厚生】
正規雇用やアルバイトなど、雇用形態によって待遇の違いがあり、ネイリストの手当や福利厚生には様々なものがあります。人気のネイリストになるとファンが増え、お客様からの指名が多くなります。サロンによっては指名手当やインセンティブで、指名量に応じた金額が支給される場合もあります。さらにお店の売上に直結する店販歩合、その他にはセミナー手当や撮影手当等も。また、福利厚生の充実度はネイルサロンにより違い、大手サロンの方が整っている傾向があります。正社員の場合なら、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険は加入必須。女性が多い業界のため、有給消化の割合や産休・育休の取得率も重要ですが、これもサロンによって様々です。ネイル業界全体で見ると、まだ福利厚生が整っていないサロンも多く、ボーナスがないネイルサロンも多いのが現状です。就職先を探す際は長く落ち着いて勤務できる条件かよく確認することが大切です。

【ネイリストで給料・年収アップするための方法】
ネイリストとして活躍し収入を上げるには、資格を取得することが重要なポイントになります。技術力を証明するだけでなく顧客を増やし指名料をいただいたり、独立開業する際にも役立ちます。人気ネイリストになれば必然的に給料アップに繋がり、年収1000万円を超える人もいます。自分の頑張り次第で年収アップを目指せる仕事です。

【方法】
一つ目は資格取得。資格を取得すれば、自信に繋がるだけでなくスキルの高さを証明できます。待遇の良いネイルサロンは、ネイリスト技能検定試験2級以上の資格を応募条件としているところも多く、業務委託や独立開業をする場合も、資格の有無で信用度が違います。講師を目指す際にも日本ネイリスト協会認定講師資格を条件にしていることもあります。
二つ目は指名客やファンを増やすこと。歩合制を導入しているサロンや、指名料が全額または一部給料にプラスされるサロンの場合には、お客様の指名を増やすことで給料がアップします。他にも店販歩合や売上・目標達成のインセンティブなどサロンによって色々な歩合制度があり、平均20%~50%前後給料が上がると言われています
三つ目は独立開業をすること。人気店になる、複数店舗を展開するなど、年収1000万円以上を稼ぐネイリストもいます。ただし経営には経費がかかりリスクもありますので、必ず収入アップにつながるとも限りません。日々トレンドや流行を追いながら、お客様からの信頼や満足度を獲得することができれば安定した集客と収入が見込めるでしょう。

【まとめ】
ネイリストの給料・平均年収について解説していきました。ネイリストのお仕事はケアやアートなどの技術に加えて、お客様から支持を得るための会話や接客スキルも必要です。お客様一人ひとりのリクエストに応えるため常にアンテナを張って流行のデザインを研究しセンスを磨くとこも大切です。日々の練習やスキルアップすることでファンを増やし、固定給の他に歩合で収入アップが目指せます。実力があれば夢が広がる業界です。

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